無痛分娩なら「全く痛みはない」と思っていたのに「痛い」思いをすることになるなんて…。初めての出産で無痛分娩をした体験をレポートにまとめました。
無痛分娩でも痛かった!私の初産体験レポート①
出産の始まりは「破水かな?」という違和感
その日は出産予定日の前日でした。
時刻は夜8時、トイレに立とうとすると「チョロチョロ…」と少量の水が流れるような違和感が。
「もしかしたら、これが破水?」と思い、産院の専用ダイヤルに電話を掛けました。
私:「もしもし、〇〇と申します。診察券番号は…。」(診察券番号と担当の先生は共有しておくと便利です)
電話口の方に出産予定日や体の状態を聞かれました。
電話担当者:「ご自宅から当院までの時間はどれくらいかかりますか?」
私:「車で1時間くらいです。」
電話担当者:「すぐにこちらに向かってください。」
緊急を要するわけではないれど、移動時間がかかることを考え、「まずは一度診てみましょう。」ということになりました。
自家用車で産院へ向かう
出産用の荷物を車に積み込み、パジャマを着たまま、夫の運転する車で産院へ向かいました。
車が少し揺れるたびに軽い腹痛とお腹の張りを感じ、とても不安でした。
ふと、「(あれ?胎動が無いかも?)」と気づき、「今から病院に向かいますよー。」とお腹の中の赤ちゃんに声をかけお腹をさすってみました。
数分後に「ポンッ」っといつも通りお腹を蹴られ、先ほどまでの不安が少し和らぎました。
どうやら眠っていただけのようです。
産院到着、「とりあえず検査」で3時間過ごす
1時間後、無事、産院に到着しました。
当時はコロナ禍真った中、夫は産院の中までは入れません。
私は入院準備品の大荷物を持ち、診療時間外の暗い産院をひとり歩きました。
暗い廊下を抜け、エレベーターをあがり、陣痛室への玄関口までくると看護師さんが迎えてくれました。
すぐに陣痛室に通されました。陣痛室にはシングルベッド、サイドテーブル、大型テレビ、2人掛けソファ、1人掛けソファ、ローテーブルがあり、コロナ禍でなければ付き添いの人が快適に過ごせる十分な広さがありました。
看護師:「〇〇さんですね?まずはNSTします。」
まだ、陣痛らしき腹痛はありません。しかし、通常は陣痛後に破水するため、陣痛が弱くて(微弱陣痛)気づいていないだけかもしれないということでNST検査をすることになりました。
看護師:「では、こちらに横になってください検査をします。」
NSTを付けられて30分後、
看護師:「赤ちゃん元気そうですね。」
検査結果をみながらの看護師さんの言葉にひと安心です。
次に助産師さんが部屋に入ってきました。破水しているかどうかを診てくれるそうです。
大きいお腹で苦戦しながらも下着を脱ぎ足を広げると、助産師さんが試験紙のようなものを入れました。小さな紙を入れられる違和感はありましたが、痛くはありません。
助産師:「破水していれば、この試験紙が反応するんですよ。」
そう言いながら紙を見せてくれましたが、反応がありません。
助産師さんは首をかしげながら、破水したときのことについて問診されました。
他の助産師さんもやってきて話し合いがはじまり、「助産師の経験則では破水だけれど、検査では破水していない」ということでした。
その後も同じ検査を数回くりかえし、時間だけが過ぎていきました。
内診グリグリが痛すぎる
私は「(これは、お産にならずに帰宅かな?)」と思い始めていました。
まだ産まれる気配がなければ一度退院し、また出産当日に再入院になります。そうすると出産の分とは別に入院費を支払わなければなりません。フライング気味に来院したことを少し後悔しました。
ーガラッ…
ドアが開くと2人の助産師が入ってきて、「もう一回診てみますね。」と再度検査。
そして、「ちょっと子宮口確認しますよー。」と同時に
(グリグリグリグリリ…!)
私:「うっ!」
助産師:「すみませんね、痛いですよね。」
私:「(これが、内診グリグリというやつ?…痛い。)」
助産師:「うーん、子宮口ちょっと開きそうかなぁ…。たぶん破水だと思うんですよ。試験紙は反応しないけれど。・・・。〇〇さん、このまま様子をみましょう。」
私:「それは、入院ということですか?」
助産師:「はい、入院です。お着替え準備してきます。破水しているので感染症を防ぐためこの抗生剤を飲んでおいてくださいね。」
こうして私の予想とは反対に入院することとなりました。
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