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無痛分娩ってどんな感じ?痛みは?費用は?|4つの疑問を解決!

無痛分娩の疑問を解決

 私は初産で無痛分娩を選択しました。理想と現実が全く違ったので、私の経験をシェアしたいと思います。

「無痛分娩ならラクして産める」は勘違い?無痛分娩の理想と現実

「無痛分娩」=全く痛くないわけではない!

 後から知ったのですが、無痛分娩にも色々種類があるようで、私が行ったのは痛みを和らげる「和痛」に近いのかなと思います。そのため「全く痛みがない」ということはありませんでした。

分娩中の流れ

・破水して産院へ
・数時間の陣痛
・麻酔開始し半日待機
・陣痛促進剤投与
・いきんで出産

 麻酔が投与される前の陣痛の時間と陣痛促進剤が投与された直後は強い痛みに耐えなければなりませんでしたし、そのほかの時間も「全く痛みも何も感じない」という時間はありませんでした。

 私はより麻酔が痛みのある部位をしっかりカバーできるように2か所チューブを挿入してもらったのですが、それでも右太ももの付け根だけは麻酔が効かず痛みが残りました。
 麻酔挿入時に上を向いている方は効きづらいなど、時々、人によって麻酔が効きづらい部分があるそうです。

 また、無痛分娩では所要時間が長くなったり、陣痛が弱まったりすることを防ぐために陣痛促進剤が使われることがありますが、使用するとお産が一気に進むので麻酔をしていても痛かったです。

無痛分娩なら体力を温存できるからスルッと産める?

 なんとなく「無痛分娩ならスルッと産まれるのかな?」と想像していたのですが、そうではありませんでした。

 麻酔を入れると分娩時間が長くなることはよく知られていますが、私の場合チューブが挿入された不自由な状態で半日近く横になっていなければなりませんでした。眠るなどしてできるだけ体力を残そうとしましたが、食事もできない、気分転換もできないので暇を持て余し「体力温存」とは少し違うなと思いました。
 ただ、激しい陣痛が緩和されて少し眠った後は「体力の回復」を感じました。

 また、赤ちゃんが出てくるのを助けるために「いきむ」のも麻酔を使用しないときと同じように必要でした。麻酔がない場合は痛みに合わせて自然といきめるのですが、無痛の場合は医療スタッフの指示のもといきみました。力や体力が必要で「ラク」「スルッと」とは程遠かったです。

無痛分娩なら産後の回復が早い!?

 『無痛分娩なら産後の回復が早い』と聞いていましたが、早いのかどうかが判断付かず、回復の度合いも他の人に比べてどうなのかはよくわかりませんでした。

 入院中、他のお母さんたちと自分を比べてみて感じたことは、『回復が早い』とは言えないということです。「普通分娩だとよちよち歩きになるけど無痛分娩なら普通に歩ける」などと聞いていましたが、私は産後3日間はよちよち歩きをしていました。一方、同じ日に出産した経産婦さんは出産翌日からスタスタ歩いていました。

 回復の早さについては他の人と比べるものではないのかもしれません。人それぞれ体力や痛みの感じ方は違うので、人と比べるよりも「自分が無痛分娩をするメリットは何か」を考えた方が良いです。

 私の場合、産後すぐから「ワンオペ育児」が決まっていたので「産褥期が少しでも動けるようにならなければ…!」とうのも無痛分娩を選択した理由の一つです。

 入院中や退院後すぐは体が思うように動かないと感じましたが、出産から2週間たったころには家事と育児をこなし、車の運転や買い物等も行けるようになっていました(本当は産後2か月までは無理せずゆっくりしたほうがいいです)。この話をすると周りのお母さんたちに「回復が早いね」と言われるので、産褥期に動けただけでも十分体に負担が少ないお産ができたのかなと思います。

無痛分娩の流れはどうだった?

 「無痛分娩なら痛み無く苦しまず…。」と思っていましたがそんなことはなかったです。
 無痛分娩には「計画無痛分娩」「和痛分娩」などいくつか種類があるので分娩する病院によって分娩の流れはかなり違うと思いますので、不安があれば病院のスタッフの方に分娩当日から翌日までの流れを確認しておいた方が安心できると思います。

 私が経験した無痛分娩の流れについては他の記事で詳しくまとめています。

無痛分娩のリスクとは?

 リスクについては病院で事前に配布された資料に明記してあり、それを知ったうえで無痛分娩への同意書に署名をする必要がありました。結果的に私は「無痛分娩で予期していた悪いことは起きなかった」と思っていますが、厚生省の資料を元に症状や処置の有無をお答えしたいと思います。

まず、赤ちゃんは鉗子や吸引を使わずに分娩ができました。しっかりいきんで産むために説明と同意の上で陣痛促進剤を使用しました。

分娩後すぐは麻酔が効いているので立つことはできませんでした。また、尿意も感じませんでした。しかし、それらの副作用は麻酔の効果が切れるとなくなりました。

頭痛など麻酔に起因する後遺症は全くありませんでした。

参考元HP(厚生労働省PDF)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000211831.pdf

「無痛分娩は高い⁉」気になる費用は?

無痛分娩はお金持ちの出産方法?出産費用が高額になる?

 出産の費用には補助があり(出産育児一時金)、通常赤ちゃんひとりにつき42万円が補助されます。無痛分娩の費用はこの42万円を超えることが多く、「普通分娩なら手出し少なく出産できるのに、無痛分娩をするなんてお金に余裕があるのね。」と思われがちです。
 普通分娩に比べると無痛分娩は10~20万円多く費用がかかるようです。費用は色々な要素で計算されるので10万円も幅があります。産んでみないと総額いくらかかるかわからないので、「高額になるかな…」とドキドキの出産ではありましたが、お金は独身時代に必死に節約して貯めたお金から30万円までなら払う準備がありました。これを言うと「お金持ち」とはちょっと違うんですよね。
 準備はしていたのですが驚くことに出産費用は補助の42万円内で収まり手出し0円でした。これは私が地方都市の産院で出産したことが大きな理由なので、地価が高い都心の病院で産むと手出し0円はなかなか無いのではないかと思います。

まとめ

 いかがでしたか?無痛分娩を選択する人はまだまだ少なく周りに経験談を聞くことも難しいと思います。少しでも参考になれば嬉しいです。

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